問題は、気づいたときに「何を」してあげるかです。
ブラッシングやスキンシップで気がつく
2、 イボ・しこり(腫瘍
イボは皮膚の表面、しこり(腫瘍)は皮膚の内側にできます。シニア以降、できやすくなります。
〇イボ
基本的に痛みを伴わない(犬が気にしない)イボは、深刻な健康被害につながらないとされていますが、徐々に大きくなるようでしたら病院での検査が必要です。イボが見つかったら、大きさや硬さなどに注意してください。
※口の中や眼球などに出来たイボは、悪性の可能性がありますので、すぐに検査をお勧めします。
〇しこり(腫瘍)
腫瘍には良性と悪性の2つがあります。
●「良性腫瘍」
何らかの理由で細胞が異常に増え、それが膨らんだり固まったりしたもので、ゆっくりと大きくなってきます。
・「脂肪種」
多くが楕円形をした弾力性のある塊が皮下にできます。
からだのどこにでもできますが、胸部、腹部、わきの下、内股などに多いです。
・「腺腫」
皮脂腺が詰まったり化膿したりして、皮膚の表面が盛り上がります。肛門周辺、耳の内部、まぶた、指の間などにできやすいです。
・「上皮腫」
皮膚の表面の上皮が増えるため、皮膚の表面がドーム型に盛り上がります。
●「悪性腫瘍」
しこりや腫れが急激(数週間~数か月)に大きくなり、他臓器に転移します。
良性腫瘍と悪性腫瘍の症状は似ているケースが多く、病理検査で判別されることが多いです。
乳腺の場合
乳腺繊維にコリコリとしたしこりができます。50%良性50%悪性といわれ
良性の場合「乳腺腺腫」
悪性の場合「乳腺腫瘍」
と診断されます。
耳の内部や、口の中、まぶた、指の間、肛門周辺など、見落とさないように、全身くまなくチェックする習慣をつけてください。
シミや黒子のように見える「悪性黒色腫(メラノーマ)」もあります。
黒っぽい色をした皮膚がんの一種で、多くが口腔内や足先に発生します。
シミや黒子の大きさも気にしてくださいね。
歳をとると唾液が減り、口の中が乾燥してネバつきやすくなります。
唾液が少なくなると、汚れが口の中に残りやすくなり、歯垢(プラーク)が付きやすくなります。歯垢1mgの中には10億個の細菌が住み着いているといわれ、この菌の発する悪臭がニオイの最大の原因です。
歯と歯茎の境目に歯垢がたまると、そこに歯周病菌が付き、歯茎が炎症を起こして赤くなって腫れてきます。歯周病です。
歯周病は、進行すると歯周ポケットといわれる歯と歯茎の境目に大きく深くなった溝ができ、歯を支える土台を溶かしていき、いずれ歯が抜けてしまいます。
歯垢は、取り除かないと硬くなり、歯石となって歯の表面に強固に付着します。歯石はブラッシングだけでは取り除くことができず、ずっと歯周病の毒素を出し続けます。
歯石になる前に、歯ブラシや、タオルなどで、歯の汚れをまめに落としてあげることが大切ですが、ワンちゃんが嫌がる場合は、犬用のガムなどで、唾液の分泌を刺激してあげることも口の中を清潔にするのに役立ちます。
歯茎から体内に入った歯周病菌は、動脈硬化や糖尿病、関節炎や腎炎といった様々な病気の原因にもなります。
お口臭いね。。 と放置しないでください。
歯を失う前に、病気になる前に、病院で歯石を取り除く治療を考えてあげてくださいね。
※歯を拭いたタオルが臭わなかったら、原因が歯周病ではなく、内臓の病気の可能性があります。獣医師に相談してください。
歳をとれば、あまり遊ばなくなりますし、寝る時間も増え、運動量は下がります。運動量が下がれば筋肉量が減り、動きはゆっくりになってきます。
それだけなら、飼い主さんもゆったりした気分で、ゆっくりお散歩して、ワンちゃんが太らないように食事などに気をつかってあげればOKなのですが、
加齢とともに骨や関節に変形が起こり、痛みで動きが悪くなっている場合もあります。
老化による変形の場合は、症状がゆっくり現れるので、「いつのまにか歩けなくなった」とならないよう、日々の歩き方やしぐさを注意深く観察してあげてください。
〇痛みを伴う骨や関節の変形
・変形性脊椎症
背骨の一部が変形してできた突起などが神経を圧迫して痛みがでます。悪化すると、歩けなくなったり、排尿ができなくなったりします。
・変形性関節炎
関節のつなぎ目の軟骨がすり減ることで、骨と骨がぶつかって炎症が起こります。進行すると歩けなくなってしまいます。
チェックポイントは後ろ足!
日々気にしてあげて欲しいこと
「I」 Interaction(社会的交流)
「S」Sleep-wake cycle(睡眠サイクル)
「H」House soiling「不適切な排泄」
「A」 Activity「活動性」
認知症に有効な治療法は現在のところまだありません。 予防として
どちらも飼い主の脳の活性にも役立ちます。一緒にぜひ楽しんでください。
認知症が始まってしまったら・・ 特に「不適切な排泄」「無駄吠え」は飼い主さんの負担になると思いますが、ワンちゃんは『わかっていない』のです。 自分でもわからないうちにトイレ以外でオシッコをしてしまい、何だか吠えてしまい・・・怒らないであげてください。 ワンちゃんは『大好きなママに怒られた』ことだけ感じ、困惑し、動揺し、ストレスを抱え認知症を進行させてしまいます。 ・オシッコサインがあやふやになったら、定期的にトイレに連れて行ってあげる など、介護をする気持ちで面倒をみてあげてください。 認知症になっていると危険を察知する能力が低下するので、生活環境の中に危ないものがないか点検して、危険を取り除いておくことも大切です。 ワンちゃんが病気になってしまったら・・
歯周病の治療のために、抗生物質
悪性腫瘍の治療のために、抗ガン剤
関節の痛みをとるために、消炎鎮痛剤
シニアを過ぎると、命を救うため、苦痛を和らげるために薬を使うことも増えます。
みんな歳をとるのです。老化は当たり前のこと!
でも、今できることは、今すぐに実行しましょう!
考えていても、1日1日確実に老化は進んでいるのです。